訪問看護開始の流れについて
サービスご利用の条件が整ったら、初回訪問をさせていただきます。
実際の療養環境を確認させていただくとともに、ご利用者様やそのご家族とこれからのケアについて話し、それぞれの希望・思いを丁寧に聞かせていただきます

ご利用者だけでなく、*キーパーソンとも顔合わせをさせていただきます

初回訪問は、今後の看護ケアの方向性を決定づける重要なものです。訪問看護ステーションとご利用者間の契約書も、多くもこの段階で交わせていただきます。

 

ご挨拶をさせていただいたら、困っていること、訪問看護師にしてほしいことなどをお聞きし、ケアの方向性や目標を話し合わさせてもらいます。この時、急変時の対応もご確認させていただきます。

 

療養に関わるスタッフの職種と役割をご説明させていただき、職種ごとの役割分担、ご家族との役割分担を明確できるよう、お話しをさせていただきます。

 

*キーパーソン:療養方針の決定に強い影響力をもつ人物。同居中の介護者のほか、離れて住むご家族様の場合もあります。

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3大要素から、全人的なアセスメントをいたします
その人の暮らしをアセスメントいたします
どこに注意してケアすればよいか、よく見て考えさせていただきます
要因
1

身体的・心理的要因

身体的要因

・基礎疾患とその経過

・要介護度、日常生活動作

・今後起こりうる疾患 など

基礎疾患とその経過、既往症などの基本情報に加え、日常生活動作や要介護度が、生活にどの程度影響を及ぼしているか確認します。

 

心理的要因

・抑うつ、孤独感などの有無

・周囲への関心度 ・感情の起伏

・介護者に対する思い など

ストレスや不安、孤独感などの心理状態。

介護者に対する負い目から我慢を重ね、それが病状に悪影響を及ぼすこともあります。

要因
2

生活環境

・介護用品の適切な活用

・室内環境におけるリスク

・ご本人にとっての愛着、快適さ

介護用品は適切に活用されているか、室内の間取り、居室の位置、家具の配慮、生活同線などはご利用者にとって快適なものか考えさせていただきます。

要因
3

ご家族の介護力

・日中に居宅できる人の有無

・日頃の観察力、ケアの能力

・家族自身のヘルスケア

・療養者様への思い など

主たる介護者の生活状況・健康状態と、服薬管理や医療処置を適切におこなう能力の有無をご確認させていただきます。

ご家族が遠方に住んでいる場合も、生活状況、情報伝達をご確認させていただきます。