統合失調症の症状は大きく分けて三つあります。陽性症状、陰性症状、認知機能障害です。
陽性症状として実際にはないことを強く確信すること(妄想)やないはずのものが聞こえたり(幻聴)、見えたり(幻覚)することがあります。思考が混乱し何を話しているかわからなくなる症状もあります(思考障害)。
陰性症状は喜怒哀楽の表現が乏しくなったり(感情鈍麻)、会話で比喩などの言い回しが出来ない(思考の貧困)、自発的に何かを行おうとする意欲がなくなる(意欲の欠如)、自分の世界に閉じこもる(自閉)があります。
認知機能の低下は、物事を覚えるのに時間がかかる(記憶力の低下)、集中したり考えをまとめるのが難しい(注意・集中力の低下)、物事に優先順位をつけたり計画を立てたりが出来なくなる(判断力の低下)があります。
不安・孤立・過労・不眠は症状の再発や悪化につながる恐れがあるので注意しましょう。