服薬サポートをさせていただきます

慢性疾患の治療でもっとも大切なのが、日々の服薬です。

どうすれば確実に飲み続けられるか、ご利用者様の病状、残存機能、性格などをみながらご提案させていただきます。

服薬状況、服薬目的をご一緒に確認させていただきます
Check!
「なぜ薬が必要なのか」「飲まないとどうなるのか」を、くり返し説明させて頂きます。
自分のための服薬であるという意識を高め、種類や飲み方を覚えて頂きます。
Point
1

服薬カレンダー

訪問時に服薬カレンダーをチェックいたします。

薬が残っているときには、どのような原因で飲み忘れたかを、会話のなかで探らせていただきます。

ポイント→飲み忘れがあれば、その日の状況をさりげなく確認します

Point
2

服薬管理能力

包装から薬を取り出せるか、色や形の識別はできるか、飲み忘れはどうかなど、運動機能、認知機能などもアセスメントします。

ここをチェック→視力・運動機能・認知機能・嚥下機能

Point
3

薬の種類&説明書

薬の種類、効果、副作用を説明します。「食前」「食後」は何分以内か、「頓服」はどんなときに飲むのかも具体的にお伝えさせていただきます。

ポイント→頓服を飲むべきタイミングもご確認させていただきます

剤形別の飲み方、使い方を指導させて頂きます

内服薬(錠剤・カプセル):コップ1杯の水か白湯で服用します。錠剤を砕くと、効き方が変わることもあるので薬剤師に確認します。カプセルは中身を出して飲むのはNGです。

内服薬(散剤):コップ1杯の水か白湯で服用します。服薬ゼリーなどを使うと飲みやすい。オブラートは口の中で塊になって詰まることもあるので注意が必要です。

舌下薬・トローチ:そのまま飲み下さないように注意。心臓の薬では、バイタルサイン(脈拍・血圧・体温・呼吸・意識レベル)を確認します。舌下スプレー剤は複数回押さないように注意が必要です。

座薬:血液から直接吸収されるため速効性がある。先端にワセリンをつけ、口から息を吐いてもらうと挿入しやすいです。ご家族様へのご指導も重要となります。

点眼薬・眼軟膏:手指の微細な運動が難しくちゃんと入っていないこともしばしばあるので注意が必要です。軽く目を開いて1~2滴。眼軟膏は動かすように、まぶたの内側に塗ります。

点鼻薬:使用前に、鼻をかんで鼻腔内をきれいにします。点鼻後は鼻腔内に薬をいきわたらせるために、鼻をつまむか、頭を後ろに反らせて数秒間鼻で呼吸します。

貼付薬:皮膚から吸収され、全身に作用します。狭心症治療薬、気管支拡張薬、がん性疼痛用麻薬、認知症治療薬などがあります。貼付部位は毎回変えて刺激を減らします。

塗り薬:清潔な手に適量とり、薄く伸ばしながら塗る。厚く塗っても効かないことを理解してもらうことが大切です。