食事へのケア

食べる力は、生きる力そのもの。用意した食事を食べてくれないと、ご家族様の不安も募ると思います。

なぜ食べられないか、どうすれば食べる力が高められるかを私共とご一緒に考えさせていただけると幸いです。

食べることとは?
Check!
食事状況をみて、摂食状況を評価いたします。
食事や水分がとれなければ体重が減る、皮膚のハリが低下するなどの症状があらわれます。
食べるようにするだけでなく、体の状態もあわせて確認していきます。
Point
1

食事内容&環境

🍒回数と量、食べるペースをみます🍒

「どんな環境で、何をどのように食べているのか」をさりげなく観察します。ご家族の食事介助が適切か、上肢や手指の動きに異常がないかなども見ます。

「今日のメニューは何ですか?」などの問いかけから、認知機能もチェックいたします。

 

 

Point
2

嚥下(えんげ)機能

🍒のどぼとけの動きをみます🍒

簡便なのは、水を飲むときにのどぼとけを触る方法です。飲み込むときに、のどぼとけが十分に挙上しているかを見ます。

Point
3

水分量

🍒IN/OUTバランスは必ずチェック🍒

ご家族や訪問介護員に記録をつけてもらい、「IN(院水量)」と「OUT(排泄の量)」のバランスをチェックします。普段使っているコップの容量を把握し、「容量250mlのコップで3杯」などと計算すると、正確な量がわかる。1日の飲水量は1Lを目安とする。

 

【環境整備】

姿勢を正してあごを引くと、食べやすい:姿勢が不安定だと、食べ物をうまく口に運んだり、飲み込んだりすることができず、誤嚥のリスクが高まる

食事の前に口の中を潤すと飲み込みやすくなる:口の中が乾いたままでは、食べ物を飲み込みにくい。就寝前などの口腔ケアとは別に、食事前にも口の中を潤して、飲み込みやすくしよう。誤嚥性肺炎を防ぐ効果もある

【発生練習&マッサージ】

・よく笑い、よく話す人は飲み込む力も高い:筋肉の動きもスムーズで唾液の分泌も促されるので、飲み込む力が保たれる

・食前のマッサージで飲み込む力を高める:耳下腺マッサージ、顎下腺&舌腺マッサージなどがある

【調理&食事介助の工夫】

・調理と介助のひと手間で、飲み込みやすく:特別な介護職でなくていい。家族と同じ料理をやわれかく調理したり、トロミ剤を使うだけで食べやすくなる

・市販の介護職、介護用品を提案する:介護する家族の負担に配慮し、市販の介護職を上手に取り入れていただく。運動機能の低下した高齢者でも使いやすい、食事用自助具を提案する

食事を手にとったときの楽しさ。

毎日食べる楽しみ。

そんなささやかな幸せをお届けするために

LuLuケアスタッフ一同が関わらせていただきますsmiley