在宅での医療処置について

現在では多くの医療処置が、ご自宅で継続できます。

大切なのは、適切な処置のための自己管理です。

ご利用者様とご家族が機器や用具を正しく扱えるようにサポートいたします。

本当に必要な処置か考えさせていただきます。
Check❢
在宅では病状のほか、療養者の意向や管理能力、環境を考慮し、医療処置の導入を判断します。
年月とともに変わりゆく療養者様やご家族の考えを正しく捉え、多職種間で共有いたします。
Point
1

医療処置はできる限り、すべてやってほしいのか?

口から食べられなくなったときは管から栄養をとるか、呼吸器が必要になったときはどうするかを考えていきます。

Point
2

最期の日々をどう過ごし、どのような最期を迎えたいのか?

容態急変時には救急車を呼ぶのか、気管切開はするのか?

どこまでの延命処置を望むのかを考えていきます。

Point
3

例えば禁煙の意思がない人では、火事の危険があるため、在宅酸素療法の導入は困難であるなど

自己管理の意欲と能力があるのか、そのための環境が整っているかなどを考えていきます。

 

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慢性疾患でのケア、病院とはここが違う
病院と在宅ケアの違いは、主に三つあります。
在宅では生活の一部に医療があるため、ご利用者様やご家族様が望む生活を最優先して、医療行為を行います。
1

ケアの担い手の違い

ご利用者様ご本人とご家族とで日々の処置・ケアを続けていきます。

在宅では療養者様やご家族が日々のケアを行うため、能力と環境に合った処置の方法を訪問看護師がご指導させていただきます。

また、適切な管理を続けるためには、動機付けも不可欠となります。なぜその処置が必要なのかをくり返し説明し、ご自分のこととして、日々の処置に取り組んでいただきます。

2

機器&物品の違い

在宅では小型機器で吸引や酸素供給を行います。

病院から処方される医療材料のほかに、コスト面や使い勝手を考慮して、市販品や手作りのものを利用することもあります。

3

外出を含む生活様式の違い

これまでどおりに暮らせるよう、生活様式に合ったサポートをいたします。

在宅では、医療が最優先ではありません。ご利用者様が望む生活を送れるよう、できる限り支援いたします。

生活を考えた時、「外出」はごく自然なことです。医療機器が外せない場合には、危機をカートや車いすに運んで出かける方法をご指導させていただきます。

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