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排便コントロールって・・?
在宅での排便コントロールの重要性
Point
1

摘便

まずはじめに在宅で療養されている利用者さんのほとんどが要介護の方・医療的ケアが必要になっている方です。そのため健康な方よりも食事・水分摂取がうまくいかなかったり内服されている薬により便秘や下痢をしやすい状態となっています。

まず便秘に関して

多いのが自己判断で浣腸をしたが便が出ない・・・といった状況。便が直腸まで下りていないと浣腸も効果は望めません。また直腸内にあっても長時間滞在した便は石の様に硬くなっていることが多いです。

直腸診で便が触れれば書き出せる範囲の硬い便を取ります。腹圧がかけられる方であれば出口をふさいでいる便をとれば自力で自然排便が可能なこともあります。

浣腸の使用は急な血圧低下や気分不良になることもあるので注意しながら使います。

Point
2

腹部マッサージ

寝たきりで筋力低下している方など腹圧が弱い方には腹部マッサージや温罨法も効果的です。これにより腸蠕動が促され便が出やすくなります。

Point
3

下痢

一時的なものであれば安静と水分摂取を促します。血便や感染症の兆候が見られる場合には医師への報告、必要であれば投薬や受診をします。

下痢による皮膚トラブルで褥瘡になることもあるので注意が必要です。

再発予防

便秘の場合は応急的に便をだしても原因や状態に応じて再発予防に気を付けないと意味がありません。

こまめな水分補給・定期的に排便できるリズムを整える(朝起きたら水を飲むなど)・自律神経を整える・適度な運動と食事摂取・適切な薬剤管理が大切です。

下痢の場合も便秘と同様生活習慣を見直しと排泄のリズムは整えば改善されることも多いです。特に便秘を気にして下剤を自己判断で調整されている方に多いです。

 

在宅療養中での排便コントロールでお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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